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2009年12月29日 (火)

モトグッチ ルマンⅡ!!

Imgp0094

 いきなりバーンと出しちゃいましたけど見てわかる通りにほぼノーマルのルマンⅡ!!

 ハヤシカスタムさんに適当にいじって乗ってていいよっていってお客さんが置いていったバイクだそうです

 

 俺もタルガに乗ってた頃にはまだ上馬にあった頃の神宮司さんのところに通ってたんでルマンはたくさん見てきたけど、ノーマルフェアリングのままのルマンⅡなんてはじめて!!

 ほぼ100%に限りなく近い個体が850ルマン、いわゆるルマンⅠ仕様のビキニカウルに交換されちゃってるんですよね

 しかもこの写真では欠品してるフェアリングの下に付くサイドカバーも後日持ってくるっていう事だからほんとすごい!!

Imgp0090_2 キャブもノーマルのデロルトの36パイが付いてる事から見てエンジンの中もいじってないはずです

 ルマンⅡはうろ覚えで申し訳ないんだけど確か79年か80年から82年だったか83年だったか位までの生産で、まぁいずれにしても30年選手なのにガソリンのにじみもないっていう事はかなりまめに手を入れてるっていうことです

 それとこの頃のグッチは負圧コックじゃない上になんせデロルトだから止めた時にはきちんとオフにするっていうのを常日頃からやってないと簡単にオーバーフローしちゃうんですよ

 

Imgp0093Imgp0099Imgp0102Imgp0100 本当にこのバイクは外装も丁寧に扱われてきた結果の適度なやれ具合で歴史の重みすら感じます

 最後の写真はモトグッチがルマンをスーパースポーツではなくて高級スポーツツアラーへと方向転換させようとしたのがよくわかるメーターパネルですね

 

Imgp0101_3Imgp0106_2 左の写真はマフラーというかサイレンサーなんだけど、大抵ラフランコニーとかに変えられてることが多い中でもはや貴重な存在といっていいのかもしれません

 右は左右のエキパイを結ぶサクションパイプ(で良かったんでしたっけ?)なんですけど、これは多分神宮司さんの仕事です

 ノーマルではセンタースタンドの後ろでつながってるだけで、それも確か中は穴が開いてなかったような気がします

 かなりうならせる渋いチューンです

 ちなみにこのマフラーは鉄製なんでノーマルは少し丸みを帯びた上でいかにも大排気量バイクらしいパンチの聞いた音で、同じ90度ツインとは言ってもドカティみたいな弾ける音とは違うんで、割合簡単に聞き別けできます

 

Imgp0105Imgp0097_2 美しい造詣のヘッドカバー

 これだけでも欲しいくらいです

 オイル漏れもないきれいな状態のオイルパン

 

 このお客さん、神宮司さんとうまく折り合えなくて違うショップでメンテナンスをやられてたらしいんですけど、ここだけ見てもグッチを知ってるショップだっていう事がわかります

 グッチのメンテナンスサイクルは旧い設計のエンジンなんでかなり短くて2000キロでオイル交換、3000キロでタペット調整、6000キロでスタッドボルトの増し締めが必要で、このスタッドボルトの増し締めを知らないショップだったりするといくらタペット調整をしたところでシリンダー自体が緩んでるんでバルブをたたいちゃったりオイル漏れしちゃうんですよ

 まぁ、グッチのメンテナンスを引き受けようなんていうショップはそんなの常識なんですけど、たまにぼろぼろの状態のモトグッチ、特にイモラとかといった中免用モデルでその辺が全然なってないバイクを見かけたりします

 まぁ、スモールツインはスタッドの増し締めはそんなに頻繁にやらなくてもいいんですけど、基本的に単純にビッグツインを小さくしただけなんで弱点も同じです

 

 あとは850から1000にかけては乾式複板クラッチなんでこの調整をしてやらないとクラッチがすぐにお亡くなりになっちゃったりします

 

Imgp0098_2 この画像、一体なんじゃ?って話なんですけど、右のマスターから出てるホースに注目してみてください

 ダブルディスクなのにグッチは右ブレーキを単体でコントロールして左とリアはベダルっていうインテグラルシステムなんです

 これってツーリングのときとかは意外と便利で、どのみちコーナーに突っ込んでいけるバイクじゃないんでペダルをメインに減速してやって、足りない部分を右フロントで足してやるようにすると特に雨だったりすると楽チンです

 

 ただ、中免小僧向けのバイクはそれでいいんですけど、ビッグツインはそれじゃ止まり切れないんで大抵はこれはキャンセルされてて普通にフロント2枚とリアっていう風になってる個体が多いのにこれまた貴重な存在です

 

Imgp0095_2 それにしても面白かったのはハヤシの社長はポンって置いていっちゃう位だからただ古いだけの安いバイクだと思ってたっていう事

 まぁ、所詮グッチの知名度なんてハヤシさんでもよくは知らないっていうくらいのもんなんだって事です

 それにしてもここまでオリジナルに近い状態のルマンⅡなんてもうほとんど残ってないだろうから、もしかしたらこれが最初で最後かもしれないです

 

 一応わかった変更箇所はリアショックがお約束のコニーになってるのと、さっき書いたサクションパイプ、それくらいかなぁ

 あとはもしかしたらヘッドライトがハロゲン化されてるかも知れないけどよく見えなかったんで不明です

 それにしてもヤマハの代理店とは思えないバイク屋さん

 

 だって、お店の中のヤマハ車っていったらSRとSRXだけであとはカタナだとかニンジャだとかTZのレーサーにTZRだったりとかで、おまけにモトグッチですもんね

 いやぁ、それにしてもいい物見せて貰いました

 おかげで自分のバイクは見るだけ見て写真撮るの忘れてたしcoldsweats01

 まぁ、SRX君の画像は年明け引き取りに行くときにしっかり撮るって事で

 クランクケースカバーが新品になったから磨き地獄からは開放です

 かな~~りぴかぴかになってますよ~happy01

 

 あ、ところでさっき間違えて保存しちゃったんで追記と画像も追加して書きなおしてます

 

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コメント

あー、これは懐かしい。

ルマンってのはGTなんですね。メーターパネルに初めてお目にかかりましたが納得です。

このころの欧州車ってどこも皆風前の灯火みたいな状況でしたよね。古い設計を大事に延命させてるみたいな手作り感があってよかったと思います。

良いものを見させていただきました。

投稿: ケビン | 2009年12月30日 (水) 15時59分

>ケビンさん

 このあとのルマンⅢでまた少しスポーツ路線のイメージに戻してるんですけど、代を重ねるごとにホイールベースが10mmくらいずつなんだけど長くなってるんでやっぱりGTなんでしょうね

 でも、同時に本当のグランドツアラーとしてSPシリーズがあるのにほんと、よくわからないことをするメーカーです

 おかげでルマン以外だとカリフォルニアシリーズがアメリカで結構売れたりハイウェイパトロールに採用されたりしてそれなりのところまでは行ってるんですけど、ここでまたややこしくGTなんてシリーズがあったりしてかなり方向性の見えないメーカーです

 でもそんなドン臭いところも好きだったりするんですよねぇ~happy01

投稿: たけ | 2009年12月30日 (水) 22時23分

いやぁコレは珍しいほぼノーマルなルマンⅡですね。

確かにグッツィはよく分からん事をしたり車種の棲み分けがちゃんと出来ずに同じ会社内でジャンルがダブってたりしてますが、縦置きVツインとシャフトドライブの組み合わせの「楽しいツアラー」としての存在価値は素晴らしいものです・・・と、売ろうとしていた1100スポルトに最近惚れ直して売るのヤメたワタシが言ってます(笑)

投稿: ハレンチーノ | 2009年12月31日 (木) 22時38分

>ハレンチーノさん

 ほんと、グッチの棲み分けのわけわからん状態は今も立て置きVツインと共に継承されてる伝統ですよねぇ~

 この伝統は続いていっていいものかどうなのかちょっと迷うところではありますが・・・

 1100スポルト売るの止めたんですか!!
 長く付き合っていけるバイクだと思いますんで、せめて俺が大型取るまでは持っていて下さい

投稿: たけ | 2010年1月 1日 (金) 12時07分

いや~懐かしいですね。

その昔、福田モーターさんで売ってたような気がします。

これほどの美車は、おっしゃる通りもう出てこないのでしょうね。

今だ縦V2にこだわり生産を続けるモトグッチに魅力を感じます(ホントはBMWみたいに直4とかパラ2とか作ってみたかったりして?)。

良いものを見せていただき、ありがとうございました。

投稿: ULTRA-T | 2010年1月26日 (火) 22時03分

> ULTRA-Tさん

 はじめまして~
 今もそうかもしれないですけど、当時は福田さんが輸入元でしたね
 ルマンⅡのこのまさにフェアリングと呼ぶにふさわしいカウル付のは本当にはじめてお目にかかれました

 グッチの現行エンジンはスモールブロックもビッグブロックもどちらも完全新設計なんで、多分立て置きVツインこそモトグッチだっていう主張なんでしょうね

 それにしても果たしてハヤシさんがどういう風に料理して行くのか興味津々っす

投稿: たけ | 2010年1月27日 (水) 09時31分

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